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2023.07.31

グローブの種類と用途(一塁手用、捕手用など)【グローブ大学コラム】

野球やソフトボールにおいて、グローブのフィット感は非常に重要です。適切なフィット感を持つグローブを選ぶことは、プレーヤーのパフォーマンス向上や快適なプレーに直結します。本記事では、グローブのフィット感の重要性について詳しく探っていきましょう。
野球グローブ フィット感

一塁手用グローブ

一塁手用グローブは大きくて丸い形状をしており、ファーストベースをカバーするための広い面積を持っています。一塁手はフライボールをキャッチするだけでなく、低いボールをスクープする必要もあります。そのため、一塁手用グローブは柔らかい革で作られ、ボールを確実に捉えるための深いポケットを持っています。

二塁手用グローブ

二塁手用グローブは通常、他のポジションのグローブよりも小さく、軽量です。二塁手はフィールディング中に素早いボールの受け渡しやダブルプレーを行うことが求められます。そのため、素早い反射と手の動きを妨げないように、軽くて柔らかいグローブが適しています。

遊撃手用グローブ

遊撃手用グローブはフィールディングの幅広いプレーに対応するため、一塁手用グローブと二塁手用グローブの中間の大きさと形状を持っています。遊撃手はグラブで素早い捕球や強肩での送球を行う必要があります。グローブの深いポケットとしっかりとした革の構造は、ボールの捕球と送球を容易にします。

三塁手用グローブ

三塁手用グローブは一塁手用グローブに似ていますが、やや小さめのサイズで作られています。三塁手は激しい打球や一塁方向への送球に備えて、反応の速さと正確な送球を求められます。グローブの深いポケットと柔らかい革は、素早い反応とボールの確実な捕球をサポートします。

投手用グローブ

投手用グローブは特殊な形状と機能を持っています。投手は正確な投球と球速を追求するため、グローブのデザインが重要です。投手用グローブには、指を隠すためのウェブ(指の間の編み目)があります。ウェブの形状やサイズは、投手の投球スタイルや好みによって異なります。

捕手用グローブ

捕手用グローブは他のポジションのグローブとは異なる特殊なデザインをしています。捕手は速いボールをキャッチするだけでなく、投球のコントロールと球速の維持にも重要な役割を果たします。捕手用グローブは非常に厚くパッドが入っており、ボールをしっかりと捉えるだけでなく、ボールの衝撃を和らげる役割も果たします。

外野手用グローブ

外野手用グローブは一般的に大型で深いポケットを持っています。外野手は遠くに飛んだボールをキャッチするため、航空力学的なデザインと広い面積が求められます。グローブの大きなポケットと長いウェブは、ボールを確実に捕らえるための優れた受け手となります。

ユーティリティプレーヤー用グローブ

ユーティリティプレーヤーは複数のポジションをこなすことが求められるため、オールラウンドなグローブが必要です。このタイプのグローブは中間サイズで、複数のポジションに対応できるようなデザインとなっています。ユーティリティプレーヤーは柔軟性と多目的性を重視し、フィールディングの幅広いプレーに対応することができます。
それぞれのグローブは、特定のポジションの要求に応えるために設計されています。適切なグローブを選ぶことは、プレーヤーのパフォーマンスに大きな影響を与える要素です。適切なサイズ、形状、そしてポジションに適したデザインを選ぶことで、フィールディングの正確性や素早さを向上させることができます。プレーヤーは自身のポジションとプレースタイルを考慮し、適切なグローブを選んで最高のパフォーマンスを発揮しましょう。